キッチンから思うこと

慌しいキッチンから日々思うこと「家づくりのこと・家族のこと・自分自身のこと」、キッチンはいろいろな想いがあふれる場所です。 京都の設計事務所「FORMA建築研究室」の所員ブログ。

リフォームと思っていたら使い方の工夫でなんとかなってしまうこと。

住宅設計事務所 FORMA建築研究室の中西千恵です。

47年前の新築工事のときの貴重な写真。
今はすっかり住宅街ですが、
このときはここにポツンと1軒だけだったんですよと。
87才のおばあちゃまが当時の様子を
お話ししてくださいました。

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ご高齢のおばあちゃまが使いやすいように
ご実家をリフォームしたいというご相談でした。
実際に見せていただき、
暮らし方をいろいろお聞きすると、
使い方の工夫をすれば、
大きなリフォームをする必要はないんじゃないかと
お話しさせていただくことになりました。

リフォームしないとどうしようもないな、
そんなふうに思われていたようです。
段差の解消や手摺りの取り付けなど
暮らしやすくするために手を加えることは必要ですが、
壁を取り払ったり、間取りをかえなくても
今よりグンとよくなりそうです。

昔は応接間という洋間が家の中で
明るくていい場所にあることが多かったように思います。
(私の実家もそうでした。)
今は、あらためて応接間で接客されることって少ないと思います。
なので、家の中でいい場所に陣取ってる応接間が
使われてない・・
そんな状態のお住まいをよく見かけることがあります。

もったいないなぁ。
家の中の特等室は、そこで暮らしている家族が
日々使われる場所になったら、
みんながうれしいです。

今回もそんなお住まいだったので、
足腰が弱くなってあまり外出できないおばあちゃまが
日当たりの良い庭が眺められる家の特等室に
引っ越されることを提案させていただきました。

ここのお住まいの場合は、
応接間にある応接セット(なつかしい呼び方ですね。)を
おばあちゃまの寝室として使っていらっしゃるお部屋に
持ってくることで、座敷とつながり、
人が集まったときなどに2室つなげて使えることになります。

おばあちゃまは一日過ごすお部屋の居心地がよくなるし、
2室をつなげて使えることで、
人が集まるときも使いやすくなるという
2つの良さがうまれそうです。

暖炉を置ける場所がある素敵な応接間でした。
おばあちゃまがご夫婦で新築されたときに、
いろんな想いを込められたんだろうなぁと
想像しました。

間取りを変更すればその暖炉スペースも
取り払うことになると思います。
それよりも、使い方の工夫で安全に暮らせるのであれば、
なるべく費用をかけない方法で、
思い出を大事にしながら
暮らせるほうがいい。

暖炉スペースがおばあちゃまのくつろぐ場所。
素敵だなぁ~。

家って使いやすさはもちろん大事だし、安全も大事。
そして、そこに暮らす人の想いもとっても大事です。

暮らす人の想いに気持ちをよせられるように。
そんなことを思ったご相談でした。

大きなリフォームの設計までは不要となりましたが、
設計者 中西は福祉住環境コーディネーターです。

段差をなくしてスロープを付けることだけ、
バリアフリーというとそんなふうに思いがちですが、
年のとり方が人それぞれであるように、
必要とされるニーズも千差万別です。

ご高齢の方や障がいをお持ちの方が、
できるだけ自立して生活できることが大事です。
各専門家と連携をとりながら
暮らしやすいような環境を提案させていただいております。

【住宅の設計、新築、リノベーション】
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大雪(たいせつ) 新年を迎える支度を少しづつ始める時期

住宅設計事務所 FORMA建築研究室の中西千恵です。

12月7日から20日まで、二十四節気の大雪(たいせつ)です。
今年は21日が冬至なので、
暗くなるのがどんどん早くなっていて、
夕方の気ぜわしさが増すような気がするこの頃です。

昨日の朝は車に乗ると温度表示が
雪の結晶マーク!
3℃以下になるとでるんだけど、
昨日は2℃。
ヒャ~、
すっかり真冬です!!

この時期旬のもの。
・大根 
・ぶり
・牡蠣 
・ねぎ
・鮭

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畑からの採れたてネギ。
この時期、ネギと白菜があれば、
「今日は何鍋?」
冬はお鍋料理があるので、
メニューを考えるのが
ちょっと楽チン~。

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冬支度。
週末思い立って帰った実家。
ストーブ用の薪が山積みでした。

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夏ミカン、今年は豊作。
でも今食べるとすっぱっーー
しばらく置いときます。

そろそろ雪が降ってもおかしくない時期。
タイヤの交換しましたか。
そして、掃除も。

12月13日 正月の事始め
新年を迎える支度を始めるお正月の事始めの日。
掃除をし、松飾りの準備を始めるそうです。

我家はここ何年か、大掃除らしきものはなくして、
小さな掃除を少しづつ、
無理なくすることのほうが多くなってきました。

初候:閉塞く冬と成る(そらさむくふゆとなる)
次候:熊穴に蟄る(くまあなにこもる)
末候:鱖魚群がる(さけむらがる)

空が灰色の雲におおわれる雪曇りとなりはじめ、
熊は穴に入って冬ごもりをし、
鮭は群れをなしてふるさとの川へ帰ってくる頃まで。

暖か~い家の中から雪が降るのを眺める。
冬らしい景色でとっても好きです。
あっ、
でもこれは休日のみ(笑)
仕事の日は勘弁してほしい。
勝手だよなぁ~

インフルエンザも流行りはじめてるようです。
みなさま、お気を付けくださいね。
掃除も好きな音楽ききながら、
楽しみながら~♪

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掃除、アイロン、裁縫などユーティリティーの道具をまとめた収納

住宅設計事務所 FORMA建築研究室の中西千恵です。

師走ですねー。
年末だと思うと大掃除!って思うんですが、
今年はどこまでできるか・・・
不明です(笑)

掃除や洗濯、アイロン、裁縫、
ユーティリティースペースがあると
家事をする人にとってはすごく動きやすいです。
でも、なかなかそのスペースを
とるのが難しい場合も多いです。

※ユーティリティーとは《utility roomの略》
洗濯機・乾燥機・アイロンなどの作業のための設備をまとめて設置した部屋。
コトバンクより。

まとめたスペースはとれなくても、
ユーティリティーで使うものをまとめた収納があると
すごく便利です。

Utility (5)

このユーティリティーで使うもの収納は、
トイレ横の奥行き30cm、幅60cmほどの収納です。
一部、奥行きが半分ほどになってます。

小さなスペースだけど、
モップ、ほうき、はたき、雑巾、住洗剤といったような
掃除道具、アイロン、アイロン台、アイロンスプレー、
お裁縫道具、となりにあるトイレ用のトイレットペーパー、
ティシュペーパーなどが充分入ってます。

Utility (4)

まだ収納スペースの改善途中なので、
もう少し余裕があるところに棚を増やす予定ですが、
トイレットペーパーやティッシュペーパーは、
まとまった状態で一番上に置きます。

天井近くの高いところのスペースって、
とりにくい、使いにくい (ーー゛)
こうすると、無駄にならなくて、取りにくさもないので、
とっても便利です。

Utility (6)

ここも、もう一段棚を付けて、
小さなお裁縫箱を置く予定です。

Utility (1)

ほうきやはたきや小さな掃除道具は
ネットに引っ掛けます。

掃除用洗剤などは、パッと何があるか見えるように、
重ならないように置いています。
※これ、かなり大事です。
奥行きが浅いほうが使いやすかったりするんです。

「あらら~、この洗剤あったのに・・・」
ってことないですか。
一目見て何があるかわかると、
そんな買い物もなくなるはず♪
年末の掃除に必要なものの
買い足しもすぐにわかります。

小さな収納で使い方は大きくできる工夫!

うちはスペースがないし・・・
小さなスペースも無駄なく使えば
暮らしやすくなります!

そんな使い方や工夫を、日々考え中。
(*^。^*)

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灯りをつけるのが楽しみになる、そんな照明があるといいですね。

住宅設計事務所 FORMA建築研究室の中西千恵です。

先日見学に行った旧三井家下鴨別邸は
明治から大正期に建てられたものですが、
その時代の照明もいい雰囲気です。

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鶴首ブラケット、家人用出入口の軒先

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玄関

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玄関棟の洋式居室

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天井の高い玄関棟の廊下

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どこだったか・・・

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庭を望む座敷

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浴室

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洗面

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廊下

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鶴首ブラケット、雰囲気ありますね。

照明も家の中で楽しめることのひとつです。
洗面だけ、トイレだけ、寝室だけでも
小さなところに好きな照明。

夜になって灯りをつけるのが楽しみに思えたら、
とってもいいなと思います。

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旧三井家下鴨別邸と方丈庵

住宅設計事務所 FORMA建築研究室の中西千恵です。

秋季特別公開中の旧三井家下鴨別邸
見学に行ってきました。

旧三井家下鴨別邸
下鴨神社の南に位置し、三井家11家の共有の大規模別邸。
大正14年(1925)に建築。
平成23年に重要文化財に指定。

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庭の木々の間から見える茶室の風景が好きだなぁ。
隣の別邸の大きな建物がより大きく高く見えました。
残念ながら茶室は非公開だけど。

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特別公開中は2階座敷や3階望楼を
見学することができます。
それ以外の見学は通年見学可能なので、
いつでも行けますよ。
3階望楼は東西南北すべてが見渡せて、
大文字山、比叡山がよく見えました。

当時は高い建築物もなかっただろうし、
ここから京都の町を見下ろしてたのかと想像。

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平日の9時すぎに行くと、待つことなく見学できましたが、
10時頃に見学を終えると、こんな状況。
今週末までの特別公開中に行かれる方は
9時の公開と同時に行かれたほうがよさそうです。

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早々に見学を終えて下鴨神社。
落ち葉が敷き詰められた境内が
パリの並木道みたい!
しばし見とれたー(*^。^*)

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ここを通り過ぎて、下鴨神社の摂社「河合神社」へ。
※摂社とは・・・本社に縁故の深い神を祀った神社
ここの方丈庵を見に行きたかったのです。

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鴨長明(かものちょうめい)は
平安時代末期から鎌倉時代にかけての歌人・随筆家。

五十歳のときすべての公職から身をひき大原に隠とんし、
その後、世の無情と人生のはかなさを随筆として著したのが
「方丈記」らしいです。
大原からほうぼう転々として、各地を移動しているあいだに
「栖(すみか)」として仕上げたのがこの「方丈」
移動に便利なようにすべて組み立て式!
広さは一丈(約3メートル)四方。
畳約5帖半程度。

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一丈四方のうち、半分のスペースが食事や就寝 などの 「生活の場」 。
残りの半分を衝立てで更に二分して、
「仏教の修行の場」 と 「芸術の場」
壁や建具で仕切ることのないワンルーム空間。

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ミニマムライフ。
最小限住宅。
暮らしに必要なものは限りなく何もなくても、
芸術や修行のための場はもうける。

ちょっと憧れるなぁ。
(到底まねできないけど)
小屋。
出来ないかなぁ。
と想いをめぐらせた方丈庵見学でした。

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大規模別邸と最小限住宅。
下鴨神社あたりを散歩されることがあれば、
建築に少しでも興味があれば見学されると
楽しいと思います。

☆美人祈願☆
河合神社は女性の美の神様として信仰されてます。
絵馬は、柄鏡の形をしている珍しい「鏡絵馬」で、
表面を自分の顔と見立てて、自分のメイク道具で願いを込めてお化粧し、
裏面には願い事を書きます。

河合神社の方丈庵を見たい男性も、
ここは女性にも人気のスポットなので、
デートにもおすすめですね~。

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